PKM

2020/05/28 最終更新

Patent Keyword Marker (PKM)

1.特長

特許公報番号を入力すると、Google Patentsからその公報(テキスト)をダウンロードし、ダウンロードした公報を解析し、指定した複数のキーワードを多色マーキング(ハイライト表示)すると共に、出現回数をカウントし、解析した結果をhtmlファイルに出力するというツールを、エクセルのマクロ機能(VBA)を使用して作成しました。

最大の特長は、キーワードを最大15種類登録でき、各キーワードについて30種類の表記揺れや類義語を登録できるという点です。同じ概念でも、異なる用語や異なる表現が使われる場合も多いので、これらをまとめて同じ色でマーキングできると、とても便利です。例えば、「メタノール」をハイライト表示したい場合、キーワードとして、「メタノール」以外に、メチルアルコール」「CH3OH」「MeOH」「methanol」「Methanol」「Methyl alcohol」「methyl alcohol」などを同時に指定しておけば、これらを含む用語を全て同じ色でマーキング(ハイライト表示)することができます。

さらに、Ver 2.00からは、除外キーワードを指定可能となりました。従来、例えば「りん」という元素をハイライト表示したい場合に、「りんご」とか「きりん」のような無関係の用語までマーキングされてしまうという問題がありましたが、除外キーワードとして「りんご」や「きりん」を指定しておくと、「りん」という用語はマークするけれど、「りんご」や「きりん」はマークしないようにしました。除外キーワードは、単語の前に”-“を付加(スペース不要)することで指定できます。たとえば、「-りんご」「-きりん」といった具合です。

もう1つの特徴は、Google Patentsからテキスト公報をダウンロードすることです。Google Patentsは現在100以上の国・機関の特許を収録しているようですが、英語以外の言語の明細書の多くが、Google得意の機械翻訳技術で、全文が英語に翻訳されています。従って、中国語やドイツ語やフランス語やロシア語、さらには、もちろん日本語で書かれた特許などについても、「英語」で一括して解析することが可能です。

PKMでは、全ての公報を英語でダウンロードして、英語で解析するモードと、公報のオリジナルの言語でダウンロードして解析するモードを選べます。日本語の特許については、日本語でダウンロードして、日本語で解析し、その他の外国特許については、英語でダウンロードして、英語で解析する、というスタイルが基本になるかと思います。

Ver 5.00からは、J-PlatPatおよびEspacenetからのデータダウンロードが可能となりました。サイトの特性から、どうしてもこれらのサイトはGoogle Patentsよりもデータのダウンロードに時間を要するため、あくまでもGoogle Patentsからのダウンロードを基本とし、所望の公報が見つからなかったときに限って、日本公報はJ-PlatPat、その他はEspacenetからダウンロードするという操作を基本としてますが、巡回モードを切り替えることで、Google Patentsのみ、J-PlatPatのみ、またはEspacenetのみからのダウンロードも可能です。

なお、これと関連して、J-PlatPatからのテキスト公報のダウンロードを行うだけに特化したツール(J-PlatPat Downloadr (JPPD))を別途公開しています。(JPPDはこちらから

2.操作画面と使用方法

操作画面の説明と、解析したファイルの例を示します。

PKM操作画面説明PKM操作画面説明
PKM解析ファイル例PKM解析ファイル例

3.無料サンプル版のダウンロード

PKMは、Microsoft Excel®(エクセル)のマクロ(VBA)を使用して作成されたツールですので、使用するためには、エクセルがインストールされている必要があります。なお、古いバージョンのエクセルでは動かないかもしれません。

また、J-PlatPatとEspacenetからのデータダウンロードには、インターネットエクスプローラを使用しています。そのため、インターネットエクスプローラがインストールされていない場合には使用できません。

ここではPKMのサンプルとして、機能限定した無料お試し版のダウンロードが可能です。一度に入力できる公報の数を50公報に制限し、さらにキーワードを5種類、各キーワードについて表記揺れや類義語を10個までに制限しています。

「PKM Ver 5.20 無料お試し版」のダウンロードはこちら
    ↓

「PKM マニュアル」のダウンロードはこちら
    ↓

機能制限のない、フルバージョンをご希望の方は、メール等でご相談ください。

4.更新履歴

2018/05/03 Ver 1.20 初期版公開
2018/05/09 Ver 1.30 発明者が空欄の公報での処理エラー対応
2018/05/18 Ver 1.40 複雑な公報での原語/英語切り分け処理エラー対応
2018/08/17 Ver 1.50 US登録番号が1千万番代に突入したことに対応
2018/09/20 Ver 1.60 keyword一覧表のkeyword表示名を別指定
2018/12/05 Ver 1.70 ヒット件数一覧表で0以外の数値の背景色を指定可
2018/12/13 Ver 1.80 Descriptionの先頭および公報の先頭に飛ぶリンクを作成
2019/03/18 Ver 1.90 Google Patents の構文変更(発明タイトル)に対応
2019/04/01 Ver 2.00 全公報連続自動DL/解析モード、除外キーワードを指定可能
2019/04/21 Ver 2.10 公報番号変換処理見直し、ファイル取得エラー処理バグ修正
2019/04/23 Ver 2.20 ヒット件数の数値から最初のキーワードに飛ぶリンクを作成
2019/08/12 Ver 2.30 公報番号中のスペース除去、他細かなバグの修正
2019/08/13 Ver 2.40 再公表公報は”JPWO”公報を取得
2019/08/20 Ver 2.50 収録されていない公報へのGoogle側の対応の変更に対処
2019/08/31 Ver 2.40 Google側の対応が元に戻ったので、バージョンを元に戻す
2019/09/17 Ver 3.00 処理アルゴリズムを変更し、スピードアップ
2020/03/30 Ver 3.10 各公報の右上にインデックスファイルへのリンクを作成
2020/04/28 Ver 4.00 Googleに未収録の公報は、Espacenetから取得可能に
2020/05/15 Ver 5.00 Googleに未収録の日本公報は、J-PlatPatから取得可能に
2020/05/25 Ver 5.10 J-PlatPatの固定URL取得、代表図、式、表の取得他
2020/05/28 Ver 5.20 エラー処理のバグ修正、J-PlatPatでの処理の改善

→ GPD (Google Patents Downloader) へ