女性技術士

2018/03/09 最終更新

 

昨今、様々な組織において女性登用が叫ばれていますが、技術士の世界ではどうでしょうか。日本技術士会の最新の統計によれば、2017年3月31日現在、技術士登録者数(実数)は87,630名であるのに対し、そのうち女性は1,498名と、わずか1.7%に過ぎません。部門別の女性技術士数は次の通りです。

表 部門別の女性技術士登録者数
平成28年度末(2017年3月31日)現在
 登録者総数女性登録者数比率(%)
機械部門5,544240.4
船舶・海洋部門20800.0
航空・宇宙部門20421.0
電気電子部門5,506100.2
化学部門1,607100.6
繊維部門760121.6
金属部門1,374100.7
資源工学部門47651.1
建設部門48,1818581.8
上下水道部門6,8671412.0
衛生工学部門3,129471.5
農業部門4,825952.0
森林部門1,340342.5
水産部門690182.6
経営工学部門1,859110.6
情報工学部門2,159411.9
応用理学部門4,371781.8
生物工学部門267269.7
環境部門1,84620611.2
原子力・放射線部門47351.1
総合技術監理部門14,6372121.5
合計(延べ)106,3231,8451.7
合計(実数)87,6301,4981.7

女性技術士の登録者数が一番多いのは建設部門ですが、女性の比率が一番高いのは環境部門で11.2%、それに続いて生物工学部門の9.7%となっています。電気電子部門は0.2%と極端に少なく、また化学部門も0.6%と平均(1.7%)を大きく下回っています。

企業や大学、研究所などでは、特に化学系は、女性研究者の比率はかなり高い職場が多いと感じますが、技術士となるとこんなにも少なくなってしまうのは少し意外な感じです。最近は、企業の製造現場などでも、女性技術者が活躍しているのが当たり前になりつつあります。実は、修習技術者だともっと女性の比率が高い印象もあるので、状況は今後少しずつ改善されていくのだろうと思います。楽観的過ぎる見通しでしょうか?

日本技術士会でも男女共同参画推進委員会という組織を設け、この現状を変えるための様々な取り組みを進めています。

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