技術士試験関連統計

2018/03/09 最終更新

1.技術士第一次試験

技術士第一次試験の受験者数の推移および合格者数の推移をそれぞれグラフに示します。

技術士第一次試験受験申込者数推移図 技術士第一次試験 受験申込者数
技術士第一次試験合格者数推移図 技術士第一次試験 合格者数と合格率

 

第一次試験の受験申込者数は2003年をピークに減少傾向にありましたが、ここ数年で下げ止まったことがわかります。2003年は第一次試験に合格していることが第二次試験受験のための必要条件となった年なので、この年に一気に増えて、その後徐々に減少しているのも理解できなくはないのですが、その後も徐々に減少していた理由は他にありそうです。JABEE認定コース修了者が二次試験を受験する際には、技第一次試験を免除になるというのも1つでしょうが、それだけでしょうか。技術士という資格そのものの人気が低下しているのかもしれません。

技術士第一次試験は合格率の変動が非常に激しく、平均合格率が約20%から翌年には約65%に増加するという状況だったのですが、ここ数年は50%程度で安定しているようです。

 

2.技術士第二次試験

技術士第二次試験の受験者数の推移および合格者数の推移をそれぞれグラフに示します。

技術士第二次試験受験申込者数推移図 技術士第二次試験 受験申込者数
技術士第二次試験合格者数推移図 技術士第二次試験 合格者数と合格率

 

平成15年(2003年)の受験申込者数が極端に少ないの は、この年から技術士第二次試験の受験資格に技術士第一次試験合格という要件が加わったことによります。逆にその前年は駆け込み受験で人数が増えたという 経緯があるようです。それ以降は第二次試験受験資格を得た人(第一次試験合格者)が増えたこともあり、受験申込者数は順調に増えていましたが、2010年をピークに減少に転じた後、ここ数年で下げ止まったように見えます。

合格率は比較的安定していて15%前後といったところでしょうか。毎年約3,000~4,000人が技術士試験に合格しています。ここのところ、合格率や合格者数が少しずつ減少している傾向を見てとることもできます。なお、このグラフや数字は総合技術監理部門を含んでいます。また、他にも既に技術士資格を有する人が、新たに別の部門や選択科目を受験して合格した数を含んでい ますから、新たに技術士になる人数とイコールではないことに注意が必要です。

合格者の年齢は次の通りです。

技術士第二次試験合格者の年齢図 技術士第二次試験合格者数の年齢

 

思ったよりも若いという印象がありませんか。平均年齢こそ40代前半ですが、年齢分布を見ると30代と40代で約3/4を占めています。ちなみに現時点で最年少の技術士第二次試験合格者は26歳とのことです。(最年少の第一次試験合格者は9歳ですね)。

なお、JABEE認定コース修了者の第二次試験の状況は次の通りです。

表 JABEE認定コース修了者の技術士第二次試験動向
 申込者(人)受験者(人)筆記合格(人)最終合格(人)合格率(%)
2006年 1 0 0 0 -
2007年 28 24 1 0 -
2008年 80 69 2 1 1.4
2009年 200 160 14 5 3.1
2010年 413 332 31 24 7.2
2011年 615 512 45 31 6.1
2012年 891 715 91 70 9.8
2013年1163 871 83 66 7.6
2014年14931159130106 9.1
2015年1903155018615810.2
2016年2368190628224913.1
2017年2880230931127411.9
JABEE認定コース修了者の技術士第二次試験合格者推移図 JABEE認定コース修了者の技術士第二次試験動向

JABEE認定コースを修了し、技術士第一次試験を受けずに第二次試験に合格する方がどんどん増えています。まだ全体に占める割合は小さいですし、JABEE認定コース修了生が毎年2万人以上誕生しているのと比べると、技術士第二次試験を受ける人はほんの一部に過ぎないようです。合格率も全体平均よりも低いのが実情で、受験資格があるからといって簡単に合格するわけではなさそうです。

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